第二章 第一節 使徒行伝概説 28

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第三 異邦人・キリスト教会の発展 (十三章ー十八章)1

(1) 教会宣教の対異邦人的転向 (十三章ー二十二章二十九節)1

⁋使徒行伝第十三章以下は、前半 (一章ー十二章)の中心的人物ペテロが背景に退くことによっ て、異邦人伝道の器として選まれたパウロが (使徒行伝二十二章二十一節・ガラテヤ書二章七ー八節)、その宣教の舞台に主役として登場する。しかして彼の宣教を通して教会は、昇天前のイエスに指示された世界的視野と目標の下に方向ずけられていたことを辿っている。即ち本書の全体的目的は、教会の宣教が、遂に帝国の首都ロマまで到達したことを告げるにあるからである。
⁋この異邦人教会の発展の部分は更に二分され、第一は教会の宣教の対異邦人的転向を叙ベ (十三章ー二十二章二十九節)、第二は教会の宣教の対外的弁証を叙べている(二十二章三十節以下終迄)。
(1) 教会宣教の対異邦人的転向 (十三章ー二十二章二十九節)1
⁋この部分は、次の出来事の展開からなっている。

一 パウロとバルナバの宣教旅行 (十三章ー十四章二十八節)
二 エルサレム会議 (十五章一節—三十五節)
三 パウロとシラスの宣教旅行 (十五章三十六節—十八章二十二節)
四 パウロの宣教旅行 (十八第二十三節ー二十一章十六節)
五 パウロと在エルサレム使徒等 (二十一章十七節ー二十六節)
六 パウロの捕縛 (二十一章二十七節ー二十二章二十九節)

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