第三章 第八節 ハガイ書、ゼカリヤ書・マラキ書概説10

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ゼカリヤ書6

第二 イスラエルに関はるエホバの言詞の重負 十二章ー十四章

⁋この部分には「ユダとエルサレムの栄光」が記されている。終末に当っては先ずエルサレムに来襲する異邦人が鏖滅(おう・めつ/皆殺し)せられ(十二第三節以下、十四章一節以下)、神はこの日にエルサレムとその居民とを守り給う。而してその民に「恩恵と祈祷の霊」が注がれ(十二章十節)、「罪と汚穢を潔むる一つの泉」が開かれ(十三章一節)、民は偶像礼拝による一切の汚から潔められ、そこにはもはや預言者を必要とせざる時代がくるであろう。斯くして「エホバ全地の王となり給はん、その日にはただエホバのみ・ただその御名のみにな」るであらう(十四章九節)。而してイスラエルは全く聖き民とせられ、「その日には馬の鈴にまでエホバは聖しと記さん、またエホバの室(いえ)の鍋は壇の前の鉢とひとし」くなるであろう(同二十節)。
⁋以上がゼカリヤ書後半のその時代と情況とを鮮かにし得ざる預言の概観である。

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