第一章 第六節 「ヨシュア記概説 」3

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第二 理想国の獲得

⁋第二の区分は(一章十節〜二章二十四節)、「偵察・侵入・戦闘・征服」の四部に分たれる。

(1) 偵察一章十節―二章十四節)

⁋若き指導者ヨシュアは先づ民の中の部分的指導者等を集めて、ヨルダン河を越え、「約束の地」カナンに侵入すべき由を語り、且つヨルダン東部に既にその土着地を與えられたルベン族・ガド族 及びマナセ族の半(なかば)に命じて、彼等が既にモーセに命ぜられし如く、他の九族半と共に此の侵入と占領の軍に勇ましく参加すべき事を語つて、その警告とした(一章十〜十八節)。是に次いでヨシュアは先づカナン内地の情況を偵察する必要を感じた。彼は是が為に二人の者を選び派遣した。二人の密偵は、ヨルダン対岸の堅固なる邑エリコを目指して行つたが、共處で「妓婦(あそびめ)ラハブ」の助けによつて充分に偵察の業を果した(二章全体)。

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