第一章 第六節 「ヨシュア記概説 」1

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⁋ヨシュア記は旧約聖書第六番目の書物である。旧約原典の区分に従えば、本書は第二区分「預言者」中の「前預言者」と呼ばれる歴史書四巻の最初の書物である。選民イスラエルの選みの歴史から云えば、アブラハム・イサク・ヤコブの神の父祖に関する約束が成就せられ、「約束の地」カナン が占拠せられた上、分割せられた事をその内容として居る。その中心指導者から見れば、神の人モーセがヨルダンの彼岸で死し、その後を承けた新指導者ヨシュアが此の位置を探って居る。その意味で本書の含む選民の歴史は、一つの新しき時代を劃(かく)して居ると見られる。本書はその内容が四つに分たれて居る。即ち第一・指導者の任命、第ニ・理想国の獲得、第三・理想国の分割、第四・指導者の告別である。

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